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【Windows11】動画のサムネイルを表示させる方法

【Windows11】動画のサムネイルを表示させる方法
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Windows11で表示されない動画のサムネイルを表示させる方法

 動画には様々な拡張子(mp4など)があり、また同じ拡張子の動画であっても様々なコーデックがあるためWindows11が標準でサムネイルを表示することができない動画ファイルも存在します。

 スマートフォンで撮影される動画では主に、H.264(AVC)とH.265(HEVC)のコーデックが使用されています。

 ここでは動画のサムネイルを表示させるおすすめのアプリを紹介します。様々な拡張子のファイルに対応しているので大体はこれ一つでサムネイルが表示されることが多いですが、すべての動画ファイルのサムネイルを表示させることが可能とは限りませんので、そこはご注意下さい。

動画は再生できる?

 サムネイルを表示させるアプリをインストールする前に、まずサムネイルが表示されない動画は正常に再生できますか?

 再生できない場合、動画再生アプリがその動画に対応していなかったり、必要なコーデックがインストールされていなかったり、または動画自体が壊れている可能性があります。

 まずは動画が正常に再生できるか確認しましょう。

動画のサムネイルを表示するアプリ

 動画のサムネイルを表示するのにおすすめのアプリは「Icaros」です。まずはIcarosをダウンロードしましょう。以下からダウンロードできます。

Download Icaros – MajorGeeks

GitHub Releases · Xanashi/Icaros

 Icarosはフォトショップのpsdファイルのサムネイルも表示することが可能です。

Icarosのインストール

 ダウンロードしたらexeファイルを実行し早速インストールしましょう。ここではver3.3.3での場合で説明していきます。

 インストール時の言語には日本語がありませんので「English」などを選択してインストールを進めていきましょう。アプリの方はほとんど日本語化されています。

 「Select Components」では(x86)を追加で選択することができます。(x86)は32bit版です。Windows11は64bitですので基本的には必要ありません。

 「Select Additional Tasks」で「Create desktop shortcut」にチェックを入れるとデスクトップにショートカットが作成されます。

 インストールを実行しましょう。

Icarosの設定

 Icarosのインストールが完了したら、早速Icarosを起動してサムネイルの設定を行いましょう。

 左のサムネイルのアイコン画像部分を選択しましょう。「サムネイル」の文字の部分をクリックしてもアクティブと非アクティブに変更されるだけですので注意です。Icarosではアイコン画像を選択して設定していきます。

サムネイルファイルの種類

 ここのプリセットでIcarosでサムネイルを設定したい拡張子を決めます。

 「デフォルト」だと「mp4」がなかったりと足りていないと思うので、「一般的な」や「ビデオ」を選択していくと良いと思います。
 追加したい拡張子や、逆に消したい拡張子がある場合は、枠を選択して編集しましょう。「+」ボタンをクリックしてファイルを選択することでも追加できます。またファイルをドラッグ&ドロップすることでも追加できます。

サムネイルオフセット

 動画の何%部分をサムネイルにするかの指定です。指定した%周辺からサムネイルが作成されます。

タイムスタンプ優先

 「タイムスタンプ優先」にチェックを入れると、ms(ミリ秒)単位でサムネイルに使用する場面を再生時間で指定できます。該当時間がない場合はサムネイルオフセットでサムネイルを作成します。

黒/白フレーム検出を有効にする

 マウスカーソルを合わせることで表示されるツールチップに説明があります。

 黒すぎたり白すぎたりする場合に別のサムネイルに適したフレームを見つけようとする機能です。「しきい値」でどのくらいの黒さ白さで検出するかの設定が可能です。しきい値を高くすると不適切と判断されるフレームが多くなります。

 これを設定しても真っ黒や真っ白なサムネイルが作成されることがあります。動画ファイルによってはうまく機能しないようです。

サムネイル表示アイコンオーバーレイ

 サムネイルの右下にファイルで使用するアプリの小さなアイコンを表示するオプションです。

Display Movie reel on Video thumbnails

 動画ファイルの左右に映画フィルムのようなリールを表示して動画ファイルかどうかを分かりやすくする設定です。

サムネイル用カバーアート組み込み用途

 設定すると、カバーアートをサポートするファイルに埋め込まれたカバーアートを検索します。カバーアートが見つかった場合はサムネイルとして使用し、見つからない場合は通常のサムネイル作成に戻ります。

Use any embedded image as Cover Art

 ファイルの中に埋め込まれている画像(カバー画像)を、サムネイルとして優先して使う機能です。

ランドスケープカバー優先

 一部のMKVファイルには複数のカバーが含まれています。このようなファイルの場合、Icarosはデフォルトで最初の通常/縦向きのカバーを使用します。「ランドスケープカバー優先」にチェックを入れるとIcarosは横向き/横向きのカバーを優先します。

Icarosの設定が終わったら

 Icarosの設定が終わったらIcarosの左側にある「サムネイル」の文字付近をクリックして「アクティブ」に変更しましょう。

 「アクティブ」にすることで設定されたファイルに対してIcarosの設定でサムネイルが作成されるようになります。

サムネイルの再作成

 すでにサムネイルがあるファイルの場合は、「アクティブ」にしただけではIcarosの設定で新しくサムネイルが作成されることはないと思います。新しくサムネイルを作成するには一度サムネイルキャッシュを削除する必要があります。

 Icarosの左側にある「ツール」の文字の隣の⚙歯車アイコン画像をクリックしましょう。

 「WINDOWSサムネイルキャッシュ」にある「クリア」をクリックすることでサムネイルのキャッシュが削除されます。

 サムネイルのキャッシュを削除したあと、サムネイルを作成したいファイルのフォルダを開き、「表示」で「中アイコン」以上のアイコンで表示すればサムネイルが作成されます。

 これでIcarosを使用したサムネイルの表示は完了です。

プロパティ

 Icarosのプロパティをアクティブにすると、設定されたファイルのプロパティの「詳細」タブに追加の情報を表示します。

キャッシュ

 イカロスキャッシュを有効にすると、Icarosは任意のサムネイルのコピーを内部キャッシュに保存できるようになり、エクスプローラーが独自のサムネイルキャッシュを削除した場合でも、Icarosはほぼ瞬時にすべてのサムネイルを再生成できるようになります。

 


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