新型コロナウィルスの感染拡大で小説「ペスト」が売れている

新型コロナウィルスの感染拡大で小説「ペスト」が売れている
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新型コロナウィルスの感染拡大で小説「ペスト」が売れ行きを伸ばす。1万4000部増刷

新型コロナウイルス感染拡大で小説「ペスト」が予想外のヒット

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/00912/

新型コロナウィルスの感染が拡大する中、小説「ペスト」が売れ行きを伸ばしている。

小説「ペスト」は1940年代のアルジェリアで致死率の高いペストが流行。外部と遮断された街の中で必至に悪と戦う市民たちの姿を描いた小説だ。著者はフランスのノーベル文学賞作家であるアルベール・カミュ。

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。

新型コロナウィルスの感染拡大による街の様子を見てTwitterでカミュの「ペスト」を思い出すと、多くの一般人のツイートがあり、関心が高まったようで全国の書店から注文が相次いだ。

版元の新潮社は2週間後の2月14日には在庫1年分の4000部を増刷。3月2日にはさらに1万部を増刷した。

アマゾンでも売れ筋ランキングに入っており、なんと入荷待ちになっている。もちろん電子書籍版ならすぐに読める。

現在の状況と似ているからか、強毒性インフルエンザが中国から日本にやってきて東京が封鎖される、高嶋 哲夫 (著)の首都感染も売れているようだ。

今の自分達と同じような境遇のフィクションの結末を見て、少しでも安心を得たいのかもしれない。

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